早速ですが、みなさまはコーヒーを飲みすぎて眠れなかった経験はありませんか?また、コーヒーが大好きで時間関係なしに飲んでいませんか?
コーヒーや栄養ドリンクに含まれるカフェインが、眠気覚ましに効果があることは有名な話です。カフェインが眠気を抑える理由とその影響を踏まえて、上手にカフェインと付き合っていく方法をお伝えします。
1つのポイントは、カフェインは『アデノシン』という物質のはたらきをブロックするということです。カフェインは、アデノシンの『睡眠誘発作用』をブロックするため、眠気覚ましに効果を発揮するわけです。カフェインそのものが、目を覚ます物質として作用するのではありません。つまり、カフェインで眠気を覚ますということは、自然な眠気を人工的にブロックしているということです。カフェインの過剰な取りすぎを続けていると、脳が覚醒し、睡眠のリズムが崩れていきます。自然な眠りが自然な時間にやってこなくなり、不眠症になってしまう可能性があるのです。そこで、カフェインを摂る際のポイントをいくつかご紹介します。
1.コーヒーはアイスよりホットを選択
カフェインの覚醒効果が早く出るのは、アイスコーヒーよりホットコーヒーです。
2.『9時・12時・15時』の3回が最強のカフェイン戦略
血液内のカフェインの濃度が最高値の半分まで減る時間は、健康な人の場合は2時間半〜4時間半くらいと言われてます。ガブガブ飲み続けるのではなく、血中濃度が薄れるタイミングで飲むのが、効果的なコーヒーの飲み方です。
3.17時以降はコーヒーを飲まない
夜の睡眠に支障が出るので、控えましょう。コーヒーが大好きでどうしても飲みたいときは、カフェインレスコーヒーを飲みましょう。
参考までに、カフェイン含有量を明記します。(飲み物は100mlあたり)
・玉露 160mg
・コーヒー 60mg
・リポビタンD 50mg
・レッドブル 32mg
・紅茶 30mg
・ココア 30mg
・煎茶、烏龍茶、ほうじ茶 20mg
・玄米茶、番茶 10mg
みなさま、カフェインと上手に付き合えそうでしょうか。
今後もパジャマを着ること以外で、みなさまの睡眠の質が上がる方法をお伝えしますので、引き続き見ていただけますと幸いです。
寒くなってきましたので、お体くれぐれも大切になさってください。よい睡眠を〜!
*参考文献:ダイヤモンド社 一流の睡眠